愛?なんだそれ。

死をも考えた過去。愛を模索する女のストーリー。

02.未完成のパズル -過去と現在の前編-

 

2019年5月3日

ゴミの日だってよ。

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今回は私の過去と現在の話を少ししよう。

 

01.未完成のパズルの続編となるので、01をご覧になってからご閲覧ください。

yusukesanada.hatenablog.com

 

 

私は今、精神病棟に入院している。

2度目の入院だ。

 

初めて精神科に入院したのは誕生日の日だった。

その日は行きつけの美容院へ予約を入れていたが、強制入院となった。

持ち込んでいるもの全て没収され、携帯電話ももちろん没収された。

 

現在、入院している病院とは違う精神科だっだがあまりに苦痛だったのか、正直なところ思い出せない。

 

 

私が現在入院している病院は慣れるまで時間がかかった。

 

 

四六時中聞こえてくる叫び声や唸り声、拘束され喚き、泣き叫ぶ患者たち。

次々と恋愛発展していくクレイジーガイ。

 

入院目安は2ヶ月と言われていたが、本日で半年を迎えた。何が2ヶ月だ。

 

 

 

つい最近、診断名を告知された。

 

 

診断名は“ADHD”だ。

 

 

発達障害の一種であり、前頭葉の働きに偏りがあるのだそう。

 

 

私の場合はとにかく物忘れが多く、集中力の持続が難しい短距離型タイプなのだろう。

 

今は治ってきているが、冷静な判断を下すことが不可能だった。

そのため、ワンクッション置くことができず衝動に駆られ、モノや人に何度も当たっていた。

 

また、いきなり抑うつ状態に陥り携帯電話ですらつつけない時もある。

シャットダウンされたAIみたいな気分になるのだ。

 

だが、いきなりスイッチが入る。

「何かしなければ!」と何かを始めるもやはり長距離は走れない。

 

 

「甘えだ。」「怠け者だ。」「やればできるのに。」

 

ずっと言われ続けた言葉だ。

甘えているように見えるかもしれない。怠け者だと思われても仕方がない。

 

だが、「やればできる。」と言われても、できたらとうにやっている。

 

 

したくてもできないんだ。

 

 

 

私の母親は接し方がわからないと言う。

そりゃそうだろう。自分でもコントロールが難しいのだ。

理解に苦しむ理由がわかる。

 

 

 

私が幼少期の頃、母親はとても厳しかった。

厳しくしつけてくれたのは感謝でいっぱいだ。

 

だが、やることなすこと全てにおいて否定から入る女性だった。

 

褒められるということが私にとっては特別なものだった。

 

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褒められたことが少ない分、褒めることの難しさを痛感させられる。

 

 

そして私の中で1番難しいのが愛情表現だ。

 

「好きだ。」と素直に言えないのだ。

 

01.未完成のパズルで“好きだと言えるのは簡単だ”と私は記したが、答えはもちろん簡単だ。

だがそれは、私にとって好きでもない相手だからこそ言える言葉である。

 

 

以前、婚約している恋人に「好きって言わないよね。」と言われ心に突き刺さった。

 

確かにそうだ。その通りだ。

 

 

ただ、言わないんじゃない。言えないのだ。

 

 

 

愛というのは不思議な感情だ。

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愛ってなんだろうなうな。